「シビックテック」の中で、学校や学生、生徒たちも大きな役割を果たせるはず、それが本セッションのテーマです。商品企画やサービスなどに学生を使う例など増えてきましたが、学校側から見ると納得できない例が多くあります。「学び」を通して社会課題にアプローチする、それが学校や学生の重要な役割であり、ここではPBL(プロジェクト学習)という実践学習手法を用いたアプローチについて、経験や留意点などを取り上げます。 セッション録画はこちら 教育機関とシビックテック -学校・学生をパートナーにするために- 当日公開されたスライドはこちら Code for Japan Summit 2015 関連Facebookグループがございます。興味のある方はご参加ください。 C4J Summit 2015 教育機関とシビックテック プロジェクト学習の触りをワークショップ形式で実施します。使うのは、スマホとSNSだけ。災害に関するテーマについて、グループで掘り下げながら、アクティブに知識を得るという学びのプロセスを疑似体験します。 PBL・プロジェクト学習という新しい学びの仕方があります。PBLは、昔ながらの退屈な授業を、もっと能動的に、楽しいものにするアクティブラーニングに含まれ、ゴール指向、グループワーク、知的作業、有期の非定型的作業といった性質を持ちます。 こうした性質から、アイディアソンやハッカソンの上流工程フェーズと親和性が非常に高く、「学び」としての側面を利用すると、チームが成長していきます。 ただし、PBLをコーディネートするのは簡単ではありません。課題の発見や分析、問題の類型パターン、さらにグループに知性を生み出すためのチームビルドやプロセス、そして学びとしての振り返りや評価など、様々な問題に直面します。 ここでは、実際に大学でPBL科目を展開しながら得た様々な知見を元に、「災害」に関するあるテーマを元にしたPBLの疑似体験を行います。 大学生や生徒達も、重要な市民の一人であり、等しく社会の問題に対するステークホルダーです。社会経験は少ないでしょうが、その分、理論に基づき考えることができます、社会人より遥かの時間を費やすことができます、そしてバイアスを抜きに、ピュアに考えることができます。 その学びの力は、社会課題の解決に、大きな役に立つと信じています。 学校・学生をパートナーにするために、教育機関でのPBLの姿を、ワークショップ形式で紹介します。 今回は、紙を使わず、スマホ、タブレットを使い、SNSを使って情報共有をします。 テーマは、「レジリエンス(resilience)」、本来は「復元力」「耐久力」を意味する心理学用語ですが、最近は災害などの文脈でも使われます。難しい概念ですが、PBLを通して理解していくことを狙います。